- 失った歯の機能を取り戻す「インプラント」
- 当院のインプラント治療の特徴
- ブリッジ・入れ歯との比較
- 骨が足りない・少ない方への「骨造成」
- 入れ歯のお悩みを解消する「インプラントオーバーデンチャー」
- インプラント治療の流れ
- インプラント治療後は定期メンテナンスを
- インプラントの治療費用
失った歯の機能を取り戻す「インプラント」
インプラントは、歯を失った部分に人工の歯根(インプラント体)を埋め込み、その上に人工の歯を装着することで、まるで自分の歯のような見た目と噛み心地を取り戻せる治療法です。
見た目が自然でしっかり噛めることから、入れ歯やブリッジに代わる選択肢として、多くの方に選ばれています。
当院では、あごの骨が足りない方にも対応できる「骨造成治療」を行っており、これまでインプラントをあきらめていた方にも治療の可能性が広がります。また、手術が不安な方には、ウトウトとリラックスした状態で受けられる「セデーション(静脈内鎮静法)」もご案内しています。
まずはお口の状態を丁寧に確認し、ご希望やお身体の状態に合わせた治療プランをご提案いたします。気になることがあれば、川崎市中原区のほしのファミリー歯科・矯正歯科までお気軽にご相談ください。
当院のインプラント治療の特徴
歯科用CTを用いた的確な診断
インプラント治療では、あごの骨の厚みや神経の位置を正確に把握することが極めて重要です。当院では、事前に歯科用CTを用いた診断を行い、目では見えない骨の状態や神経・血管の走行を把握したうえで、綿密な治療計画を立てています。これにより、埋入位置のズレや神経損傷などのリスクを最小限に抑え、安全かつ長持ちするインプラント治療の実現を目指しています。
高い安全性・信頼性のインプラントメーカーを使用
当院では、世界70ヵ国以上で使用されているスイス製「ストローマンインプラント」を導入しています。このインプラントは、高純度チタンを使用し、生体親和性に優れているため、体に馴染みやすく、金属アレルギーの心配も抑えられます。さらに、審美性や耐久性にも優れており、機能面でも見た目でも高い満足度が期待できます。安全で信頼できる製品を使用することで、安心して治療を受けていただけます。
静脈内鎮静法による痛みや不安に配慮したインプラント
インプラント治療に対して「痛みが不安」「手術が怖い」と感じる方も多くいらっしゃいます。
当院では、そうした不安を和らげるために「静脈内鎮静法(セデーション)」によるインプラント手術にも対応しています。
点滴で穏やかな眠気を誘導し、治療中の緊張や不安、痛みを軽減する方法で、意識はあるものの、ほとんど眠っているようなリラックスした状態で治療を受けることができます。
麻酔は、麻酔科専門医が全身状態を細かく管理しながら行いますので、安全面にも最大限配慮しております。不安なくインプラント治療を受けていただけるよう、丁寧にサポートいたします。安心してご相談ください。
静脈内鎮静法はこんな方にオススメ
- 歯科治療に強い恐怖や苦手意識がある方
- インプラントや親知らずの抜歯などの外科処置を受ける方
- 嘔吐反射が強く、治療が困難な方
- 治療期間を短縮したい方、複数の処置を一度に受けたい方
衛生管理を徹底した完全個室でのインプラント手術
インプラント治療は外科的処置を伴うため、衛生環境が非常に重要です。当院では、手術はすべて滅菌対策と感染予防を徹底した完全個室で行っています。空調設備や使用器具の管理も細部まで配慮し、院内感染のリスクを最小限に抑えた清潔な環境を整えています。安心して治療を受けていただけるよう、万全の体制でお迎えします。
難症例にも対応
他院で「骨が足りないためインプラントはできない」と言われた方でも、当院で治療が可能なケースがあります。骨の量が不足している場合には、骨を補う「骨造成」を行うことで、インプラント治療ができる可能性があります。他院で治療を断られた方もお気軽にご相談ください。
ブリッジ・入れ歯との比較
比較項目 |
インプラント |
ブリッジ |
入れ歯 |
審美性 | 天然歯のような自然な見た目 | 使用する素材によっては自然に見える(※自費の場合) | 金属のバネなどが目立つ場合があり審美性に劣ることも |
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他の歯への影響 | 周囲の健康な歯を削らない | 支えとして両隣の歯を削る必要がある | 支える歯に負担がかかることがある |
噛み心地 | 自然な噛み心地で違和感が少ない | 自然に近い噛み心地が得られることも | 噛む力は天然歯の半分程度。ずれや違和感を感じることも |
治療期間 | 手術が必要で通院回数が多め | 比較的短期間で治療可能 | 治療は簡便で期間も短い |
治療費用 | 保険適用外のため高額 | 保険適用であれば比較的安価 | 保険適用であれば最も安価 |
骨が足りない・少ない方への「骨造成」
インプラント治療では、人工歯根をしっかりと支えるために十分な顎の骨が必要です。しかし、歯を失った状態が長く続くと、骨が自然に吸収されてしまい、インプラントを埋め込むだけの厚みや高さが確保できない場合があります。そうしたケースに対応する方法として、「骨造成(こつぞうせい)」と呼ばれる治療法があります。骨造成では、足りない部分に人工的に骨を作り出すことで、インプラント治療を可能にする土台を整えることができます。
骨造成手術の種類
ソケットリフト
上の奥歯にインプラントを埋入する際、骨の厚みが不足していると、上顎洞という空洞に突き抜けてしまう恐れがあります。ソケットリフトは、インプラントを入れると同時に、骨の一部と上顎洞の粘膜をそっと押し上げ、そのスペースに骨補填材を入れて骨の厚みを確保する方法です。傷口が小さく、身体への負担も少ない点が特徴です。
GBR
骨の幅や高さが足りない部位に行う方法で、特殊な膜を使って骨が再生するスペースを保護し、その内部に骨補填材を充填します。時間をかけて新しい骨ができあがるのを待ち、その後インプラントを行います。骨の形状や量が大きく不足している場合に適した方法です。
入れ歯のお悩みを解消する「インプラントオーバーデンチャー」
入れ歯が安定せず、ずれたり外れたりすることでお困りの方には、「インプラントオーバーデンチャー」という選択肢があります。これは、顎の骨に数本のインプラントを埋め込み、それを支えとして入れ歯を固定する治療法です。従来の総入れ歯と比べて安定感が格段に高まり、しっかりと噛むことができるようになります。取り外し式のため、清掃も簡単で経済的負担も軽減できる点が魅力です。
インプラント治療の流れ
1精密検査・診断
まずはお口全体の状態を正確に把握するため、レントゲン撮影やCT撮影、口腔内写真撮影などを行います。歯や顎の骨の状態、神経や血管の位置などを詳細に確認し、安全かつ的確な治療計画を立てるための基礎情報を収集します。

2治療計画説明
検査結果をもとに、インプラント治療が可能かどうかを判断し、治療の方針や進行スケジュールをご説明いたします。治療期間や費用、リスクなども丁寧にお伝えし、患者さんが安心して治療に臨めるよう心がけています。

3インプラント(人工歯根)の埋入手術
局所麻酔、またはご希望に応じて静脈内鎮静法(リラックス状態での麻酔)を用い、顎の骨にチタン製の人工歯根を埋め込みます。手術は衛生管理の行き届いた個室の診療室で行い、患者さんの緊張や不安に配慮した丁寧な処置を心がけています。
4待機期間
インプラントと骨がしっかりと結合するのを待つ期間に入ります。この期間は「オッセオインテグレーション」と呼ばれ、上顎で約4〜6カ月、下顎で約2〜3カ月が目安となります。
5上部構造(インプラントの被せ物の部分)の製作・装着
インプラントが安定したら、見た目と機能を回復するための人工歯(上部構造)を製作します。型取り後、1〜2週間ほどで完成し、装着して噛める状態に仕上げます。
6インプラント治療後のメンテナンス
治療が完了した後は、インプラントを長く健康に維持するため、定期的にメインテナンスを行います。噛み合わせの調整や歯周組織のチェック、クリーニングなどを行い、インプラント周囲炎などのトラブルを予防します。
インプラント治療後は定期メンテナンスを
インプラント治療後は、インプラント自体がむし歯にはならないものの、周囲の歯ぐきに歯周病が発生することがあります。特に「インプラント周囲炎」というトラブルは、歯垢や歯石が原因で進行し、放置するとインプラントが脱落する危険性もあるため、予防が重要です。
そのため、インプラントの長期的な健康を保つためには、日々の丁寧な歯磨きに加えて、定期的な歯科医院でのクリーニングが欠かせません。プロの手によるチェックとメンテナンスを受けることで、インプラント周囲の健康を維持し、トラブルを未然に防ぐことができます。インプラントの健康を守るために、定期的なメンテナンスを忘れずに行いましょう。
インプラント治療の治療費用
CTスキャン | 15,000円 |
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埋入(1次オペ)
ストローマン | 250,000円(税込) |
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ネオデント | 200,000円(税込) |
上部構造 | 150,000円(税込) |
仮歯 | 11,000円(税込) |
ソケットプリザベーション | 66,000円(税込) |
GBR | 110,000円(税込) |
ソケットリフト | 110,000円(税込) |
ステント | 110,000円(税込) (+1歯)11,000円(税込) |
ルートエクストリュ―ジョンソン(1歯) | 55,000円(税込) |